みたいなことを良く聞くし、おれも言う。
実際正しい考えだと思う。概ね。
幸いアガリスクは(もちろん常連客演陣も含め)長期間パーマネントなメンバーで活動できている。そのおかげでチームプレイに関しては些かの自信があるし、「型(スタイル)」と「主義(イズム)」含めて評価してもらえていると自負している。俳優個人ではなく、「アガリスクエンターテイメント」という劇団単位での評価、少し生々しい話をすればその単位でお客さんもついている。
それは、目指していたところだ。個人ではなく、集団として世に出ること。
もちろんこっからだ。こっからだ、と考えていくときに、どうしたって問われる。
"個"が問われる。
集団として強いことは、個人として弱くていいことの理由にはならない。シチュエーションコメディが集団芸だとして、それは一人で客席を沸かせられない理由にならない。してはいけない。
集団がピンチのとき(中核メンバーの喪失とか、ね)こそ、個々人の"持ちもの"が問われる。旗揚げから参加する古株だからこそ、安寧としてポストにしがみつくような恰好悪いことができるか。
つまりなんだ、打って出るのは今なんだ。
今日まで出演させてもらったガソリーナでの二人芝居。
そしてえいや、と思い立って挑戦する初の一人芝居しかも自作自演「INDEPENDENT:17」。
つまり、そういうことです。